スタディーツアーの思い出(2004年10月)日本文化紹介と職業訓練校の新しい取り組みについて。

理事の斎藤です。

ビエンチャン職業訓練校での日本文化紹介は前年に続き2回目でした。

前回はかなり本格的な着物ショー等を行いましたが今回は全て自由参加に。

気に入った浴衣を着て友人と一緒に写真を撮ったり、生け花や書道、折り紙も自由に体験して皆さんとても楽しそうでした。

午後はビエンチャン職業訓練校に2004年8月にラオスで始めてスタートした

上級コースOJT(On the Job Training)を見学。

OJTは初級コース、中級コース計6か月修了者の中から選ばれた成績優秀者が実践でマネージメントを6か月間学ぶコースです。各コース4~5人でIV-JAPANから奨学金が支給されます。

ブティック(縫製コース)、美容室(理美容コース)、レストラン(調理コース)をトレーナーの指導を受けながら訓練生自身で運営。お客様は一般の方です。

そこで得た利益は訓練生に分配されるので将来の自立の為に貯めている生徒もいるとか。

営業内容 

   ブティック  ・ブラウスやシン(ラオスの巻きスカート)等の縫製。

           シンの仕立て代1枚約200円

           出来上がりが早くて安いので評判が良い。 

   美容室    ・シャンプー&ブロー  1回約100円。

           この時はまだ給湯設備が無いためシャンプーは水でしたが、

           暑い時期なので大丈夫でした。

          ・マッサージ20分約100円

   レストラン  ・メニューはラオス料理と簡単な洋食。

           ラオス料理を注文すると手の込んだ料理が運ばれてきたので驚いた。

           見た目も味も良く代金はかなり安かった。

見学した時はスタートしてまだ2か月でどのコースも試行錯誤していました。

特にサービスに慣れなくて緊張していましたが、みんな一生懸命でした。

2005年度より日本在住の日本料理の先生が何度も指導に来て下さり、レストランのメニューに和食が加わりました。松花堂弁当は人気です。

ビエンチャン職業訓練校のOJTは現在も継続しています。

IV-JAPANは奨学金の支給を続け女性の自立を支援しています。

コロナ禍で2020年2月のスタディーツアーを延期してからずっと再開を待ちわびています。

スタディーツアーが再開した折にはOJTも訪ねる予定です。

ラオスに興味をお持ちの方は是非お出かけ下さい。