IV-JAPANの職業教育・職業訓練への思い
女性の自立を考えるところからIV-JAPANの活動は始まりました。貧困に暮らす女性も、手に職を付けることで、貧困から抜け出すたことができます。例え小学校や中学校を卒業していなくても、手に職さえあれば美容室やオーダーメイドの服を作るブティック、小さな食堂を開業することができます。小さなお店であっても一生懸命働けば、生活の糧を得ることができ、貧困から抜け出すことができます。弊会のトレーニングを受けて独立開業した女性たちがラオス中で活躍しています。
最初は、女性の自立を目指していた事業も、男性へも広がっていきました。村に行けば昼間から何もしていないような男性の姿を見かけます。女性の自立に加え、安定した生活や家庭を考えたときに、女性だけでなく男性も手に職を付け安定した収入を得ることは必要なことです。
・縫製・美容・調理
縫製・美容・調理の職業訓練は、IV-JAPANが長年支援してきている分野です。ラオスでは、職業訓練のモデルケースとなっています。現在は、ラオスに加え、ネパール等でも女性の自立を目指しこれらの職業訓練に取り組んでいます。
・ホスピタリティ
縫製・美容・調理といった伝統的な職業訓練の科目に加え、現在、ホスピタリティに注目した職業訓練を開始しました。これから成長の見込まれるホテルや介護分野で働く人材の育成を推進していきます。
・木工(家具作り)
ラオスは豊富な木材があるにも関わらず、その木材を活かした産業が発達してきていません。そこで、良質な家具作りのできる人材の育成を目指し、家具作りの職業訓練や職業教育の木工科教員への支援事業を進めています。