ラオスで日本文化紹介

ラオスに来てからおよそ30年になりますが、日本はお金持ちの国という印象がラオス人には強かったのです。それで10年間、毎年ラオス情報文化省下の青年民族舞踊団(アマチュアの高校生の集団)を日本に招聘して、ラオスの文化や舞踊の公演を日本各地で行い、民泊を基本に普通の日本の家庭を味わってもらいました。ラオスの家は広いので、皆、日本の狭い家屋にびっくりして、そういう普通の庶民がラオスを支援していることを理解してもらいました。また、ラオスってどこ?とほとんど知られていないラオスを知ってもらう良い機会でした。

と、同時に日本文化を広め、日本を理解してもらうのも、国際協力をしていると大切です。それで、毎年ラオスに来ていたスタディツアーの参加者に折り紙、舞踊、書道、華道、茶道等のボランティアをしていただき、着物ファッションショウや浴衣で記念撮影なども好評でした。

茶道は自宅に常設の茶道教室を開設して、ラオスTea Festivalには毎年参加して今年は100人に呈茶しました。更に表千家国際茶道連盟が2023年に発足したので、茶道連盟ビエンチャンとして登録申請をしております。

Tea Festivalにて呈茶
ラオス人による茶道

今年は東芝国際交流財団様の助成で、英語落語の鹿鳴家(カナリヤ)英楽師匠一門を招聘して高校やJICA等で4公演、610人の参加者がありました。400年も歴史のある庶民のコミックストーリーに関心が高まりました。

英楽師匠一門と
英楽師匠 公演の様子
大勢の参加者と

有名な女優の結婚の前取り写真を頼まれ、着付けを習ったこともありませんが、断り切れずにありあわせの振袖に内掛け、お婿さんには息子の着物を着せました。広報効果は抜群で1000以上の「いいね」がフェースブックには付いていました。

女優トットリナとブランドンと一緒に
振り袖姿のトットリナ

ラオスではJポップよりKポップに、空手よりテコンドーに押され気味ですが、日本のアニメは若者に根強いJapan ファンが多いです。今後も日本文化を発信して、日本理解の促進に寄与していきたいと思います。