1.なぜ日本で活動を行うのか?
グローバルフェスタにて
グローバルフェスタにて

 IV-JAPANが日本での活動も重視するのは、国際協力や国際支援が、先進国(日本)から途上国(ラオスやネパールなど)への一方的なものではないからです。国際協力や国際支援には、相互の文化理解、相手への共感などの裏付けが必ず必要です。日本人がお金や技術を途上国の人々に渡すと同時に、途上国の社会や文化を学び、私達自身の成長につなげていくことはとても重要なことです。

 また、世界中の人々や国々は、必ずどこかで繋がっていて、どこかで支え合っています。国際協力や国際支援に関わると、このことをより実感することができます。このような世界のつながりを多くの人に知ってもらうためにも、IV-JAPANでは国内での活動も重視して行っています。

2.日本で行っていること。

 日本では、主にスタディツアーの企画、外国語料理教室の実施、国際交流イベントへの参加、インターンシップの受入、学校での出前授業を行い、多くの日本人が海外との関わりを持つことのできるように活動しています。

  • スタディツアーの企画:IV-JAPANの活動を見学したり、あるいは参加してもらい国際協力に関わってもらうだけでなく、観光地ではない現地の人々の社会や文化を知ってもらいます。
  • 外国語料理教室の実施:例えば、在日ラオス人の方に講師をお願いして、参加者全員で、豚肉を使った料理である「ラープ」や筍のスープである「ケンノマイ」を作ったりしています。
  • 国際交流イベントへの参加:グローバルフェスタなどに参加し、IV-JAPANの活動だけでなく、活動国であるラオスやネパールの社会や文化を紹介しています。
  • インターンシップの受入:大学生のインターンシップに国際協力の仕事を経験してもらいます。
  • 学校での出前授業:国際協力や国際支援について、あるいは海外の社会や文化について、中学や高等学校で話します。

IV-JAPANに関わることで、一人でも多くの方が世界と関わりを持ち、それによって新しいつながり、そしてつながることのできる喜びを感じることができるように努めています。

3.日本でのイベント参加者の声

ラオス料理教室参加者 森 隆史さん

ラオス料理教室
ラオス料理教室

 日本ではあまり馴染みのないラオス料理を学べる本イベント:【ラオス料理教室】は、ラオスに行った経験がある人は勿論のこと、ラオスってどんな国?どんな食文化?と興味を持つ方に是非とも参加していただきたいです。講師がラオスの方ということもあり日本人に合わせた味付けではない、現地の味を忠実に再現された味で、日本にいながらラオスの味を体験できる貴重な時間です。 

 ラオスにはカオニィアオ(もち米)を手中でこねたうえで、一緒におかずを食べる食文化があります。今回、「ラープムー(豚肉と香草のサラダ)」と「ゲーンノーマイ(たけのこスープ)」を作りましたが、これが、また上記食べ方によくマッチします!箸を使わず、もち米をディップする食べ方に最初抵抗があるかもしれません。しかし、みんなで一つのおかずを囲んで食べる食文化が、ラオスの助け合いの国民性につながっていると考えます。そんな昔から根強く残る食文化を是非ともこのイベントを通して一人でも多くの方に体験していただけたらと思います。