IV-JAPANのネパール地震緊急支援(6)

-タクマズラクリボット村の被害状況-
IV-JAPANネパール緊急支援チームの須田裕美、ビナ・グルンは、28日(木)、タクマズラクリボット村の被害状況と住民からのヒアリングによるニーズの調査に、現地カンターパートのスリマヒラジャガラン女性信用組合と共に入る。村の被災状況は、30~40%の家屋が全壊、60~70%の家屋が半壊とほとんどの家屋が損壊していた。震源地に近く、家屋の構造も脆弱だった様だ。国際機関はヘリコプターからの上空目視で同村の被害状況は35%と報告しているが、半壊家屋のほとんどは外壁は建っているが、内側は崩れた瓦礫が積み上がり生活できる状態にはなく、実際の被害状況は上空目視を上回っていた。
男手のある世帯は瓦礫から使える資材を集めて仮の家を造り始めているが、出稼ぎなどで男手もなく、資材も乏しい貧しい世帯は、防水シートや家畜小屋で家畜と一緒に生活を送っている状態である。村は高地にあるので夜は冷え、また雨期が近づいている事から、衛生環の悪化や村へのアクセスが心配される。

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  <全壊した学校>

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  <半壊した家屋>

詳しくはフェスブックをご覧ください。

【ネパール報告~2~】5月28日(木)朝5時ごろからあたりは明るくなり、鳥のさえずりと村の女性達が食事の仕度をする音で目覚めました。宿泊させてもらっていたテントから出てみると目の前にヒマラヤが広がっていました。そして、昨晩は暗くて何もわか…

Posted by IV-Japan(International cooperation NGO) on 2015年5月31日

2015年6月2日
*当支援事情はジャパン・プラットホーム(JPF)の助成を受けています。