3か月間の授業が終了しました

ສະບາຍດີ!!(サバイディー)

11月も終盤にさしかかってきましたね。年末に向けての準備は進んでいますか??

ナーサイトン訓練所では卒業式の前に卒業試験を行いました。今まで3か月間勉強してきたことの集大成です。

簡単なリハビリの実技試験の様子

3日間にわたってバイタルチェックやシーツ交換、簡単なリハビリの仕方や、救急救命などをテーマごとに実技試験を行いました。きちんと理解できているか?どうしてこうする必要があるか?実技の手順は正しいか?などこちらのチェックポイントも厳しく設定して、同僚の先生と一緒に判断基準を統一して話し合いました。

心肺蘇生法のテストの様子

いつもは学生が部屋の中にいてわからないことは助け船をしてくれます。(ほかの学校でもカンニングなどをすることがとても多いです)このテストでは1人ずつ部屋に入って、先生と口頭試問を行い、実技をするという方法で行いました。もちろん口頭試問で不合格だった場合は最初からやり直しです。実技が失格だった場合は補修をしてから再度試験を行います。

歩行補助具の選定と使い方についての試験

私が一番驚いたのは歩行補助具の選定と使用法についての試験です。きちんと症例指定をして、その高齢者に適した補助具を選定すること、そして正しい使用方法を指導できるかという試験です。中でも、「階段の上り下りの方法」と記載しているものとそうでないものがあり、先生がちゃっかりとひっかけ問題を作ってくれました!(笑)

学生たちはまんまと引っ掛かり、先生はしっかりと内容を読まないからだ!高齢者には特に注意を払う必要がある!というフィードバックをしてくれていました。

これには2年間のラオスの仕事の中で一番感動しました。ここまできちんと指導をしてくれる人に出会ったのは初めてで、こんないい先生とペアを組めたことをとても嬉しく思いました。と同時に、私の3か月間の指導もこの先生にはきちんと届いていたと嬉しくなりました。

すべての試験が終わり、先生と合否判断の会議を行いました。少し成績がギリギリで不安な学生もいましたが、それを察したのか学生同士できちんと助け合って補修を行う姿を見ることができました。

再試験なども行い、すべての学生がきちんと合格。晴れて卒業することが確定しました!よかった!本当に良かった!!

みんなでご飯を食べているところ

もうすぐ卒業式です。こんなに3か月があっという間に過ぎてしまったのは初めてかもしれない。と思わされるぐらいのスピードで過ぎてしまいました。

本当の家族のように、毎日笑ったり、悩み事を相談したり。ラオス料理の作り方を教えてもらったり。とても毎日楽しいランチタイムでした。

さて、次回はいよいよ卒業式です。無事に全員が卒業できることになってほっとしています!

それでは次週の最終回までお楽しみに!!

ຜົບກັນໃໝ່!!(ポップカンマーイ)