ジャパニーズウイスキーの世界展開

こんにちは。監事の河島一成です。

今回は、個人的にハマっているウイスキーについて投稿させていただきます。

昨今日本でウイスキーの話をすると、世界5大ウイスキーになっているジャパニーズウイスキー(響、山崎、白州、竹鶴、余市 等)が話題となっています。

実際に、2001年にイギリスのウイスキー専門誌が主催するコンペティションで、ニッカの「シングルカスク余市10年」が世界総合第1位を獲得したり、2014年にニッカ創業者の竹鶴政孝を主人公としたNHKの朝ドラ「マッサン」が放映されたりとジャパニーズウイスキーに注目が集まる機会が多くなっています。

  • ウイスキーとは

まず、ウイスキーとはサントリーよると以下の定義がされています。

“穀類を原料として、糖化、発酵の後に蒸溜をおこない、木製の樽で貯蔵熟成させてできるお酒” ――ウイスキー入門 サントリー公式HP

原料の「穀類」とは大麦麦芽やとうもろこしなどです。

ちなみに、大麦麦芽を原料としたウイスキーが「モルトウイスキー」、
とうもろこしなどを原料としたウイスキーが「グレーンウイスキー」、
それらを混ぜたものが「ブレンデッドウイスキー」と呼ばれます。

  • ジャパニーズウイスキーとは

実は、ジャパニーズウイスキーの定義はごく最近(2021年)に定められました。
ジャパニーズウイスキーを名乗るための主な要件は①原材料は麦芽を必ず使用し、日本国内で採取された水を使用すること、②国内の蒸留所で蒸留すること③原酒を700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵すること④日本国内で瓶詰めすること――の4つだ。  ――日本経済新聞(2021/2/16)

大手メーカーで言うと、サントリーの「響」「山崎」「白州」「知多」「ローヤル」「スペシャルリザーブ」「オールド」や、ニッカの「竹鶴」「余市」「宮城峡」などが対象です(サントリーの「角」はジャパニーズウイスキーではないんです)。

  • オーストラリアでも人気

こちらの写真はオーストラリア ゴールドコーストの街中の酒屋さんで撮ったものです。ガラスケースの中にジャパニーズウイスキーがたくさん陳列されているのが分かると思います。


上段に陳列されているアイルランドのウイスキーが5,000円程度で販売されているところ、ジャパニーズウイスキーは安くて12,000円、高いと40,000円程で販売されているので、ガラスケース内に陳列するのも頷けます。

  • ジャパニーズウイスキーとラオスのラム酒

今回ジャパニーズウイスキーについて、投稿しようと思ったのは、以前のブログでIV-Japanの冨永代表がラオスのラム酒を紹介しており、ジャパニーズウイスキーと同様にラオスのラム酒も世界に広がったらよいな、と感じたからです。

上記ブログでは、「2020年ロンドンで開催された「国際ワイン・蒸留酒品評会」(IWSC)でラオディのSweetブラウンラムが金賞を獲得しました。」と紹介されているラオスのラム酒。2001年にニッカのウイスキーが世界総合第1位を獲得し、その後ジャパニーズウイスキー全体の人気が高まったように、ラオスのラム酒も世界に広がる日がくると、ラオスの発展にもすごくよい影響を及ぼすと思います。

そんな日が来ることを願って、冨永代表からお土産で頂いたラオスのラム酒を頂きます。