ラオスを訪問して(2016年10月)

 理事の森本進です。埼玉県庁のそばで、「税理士法人アライアンス」の代表税理士をしております。私とIV-JAPANとの関わりは、2016年10月に、前監事の方の監事業務に、まったくの部外者でありながら、同行させて頂いたことがきっかけになります。

 ラオスについての知識や、IV-JAPNについて失礼ながら全く知らない状況で、そのラオスでのIV-JAPANの活動を見学させて頂きました。

 具体的には、教育機会に恵まれない女性達の経済的自立を支援する美容・縫製・調理の職業訓練、青少年の経済的自立を支援する木工家具の職業訓練の現場を見学させて頂きました。どの現場でも訓練生達がトレーナーの指導のもと、実践的はカリキュラムに基づき真剣に技術の習得に励んでいた姿が今でも思い出されます。

 職業訓練を見学した翌日は、職業訓練を修了し、実際に起業している美容卒業生と縫製卒業生の店舗視察にも同行させて頂きました。どの卒業生の方も、自分の技術を活かし、将来の目標に向かって一生懸命事業に取り組んでいる姿勢に感銘を受けました。

 また、この初めてのラオス旅行では、ビエンチャンだけでなく、ルアンパバーンにも行くことができました。ビエンチャンでは、通常の旅行では経験することの出来ない庶民の暮らしや町の様子を体感することができ、ルアンパバーンでは、華麗な仏教文化の足跡が残る世界遺産の街内に魅了されました。

 ラオスは、数年前に比べ各段に経済成長しているとはお聞きしましたが、それは一部であり、国民全体の生活水準、教育水準は依然として低い状況であることを、自分の目で見ることができました。恵まれた環境で生活している私たちには、ラオスの人達のために貢献できることが沢山ある、と実感した旅行でした。

 きっかけはたまたまでしたが、このラオスへの旅行を通じて、IV-JAPANの活動精神や活動内容について理解し、共感を受けました。また、ラオスという国のすばらしさ、魅力を十分に体感することが出来ました。国際協力の精神を理解し、微力ながら自分にできる国際貢献を行っていきたいと思っています。