職業訓練センター上級コースの卒業制作発表会！（後編）

さばーいでぃ！インターンの光成です。

4月1日から、OJT(On the Job Trainingショップ)は新しい学期が開始し、中級を卒業し、上級コースに進学した生たちがぞくぞくと集まってきています！みなさん、ぜひ新しい生徒たちに会いに来てくださいね。

さて、今回は 前回からの続きで、3月末に行われた卒業制作コンテストの後半の模様をお届けしたいと思います。

縫製コースの卒業生によるファッションショーのあとは、美容コースのコンテストでした！
　

予選を勝ち抜いた2名によるラオスの伝統的な花嫁メイク対決です。二人とも真剣にメイクを施し、どんどんとモデルの顔が出来上がっていきます。そして30分後…そこには、ミス・ラオスのように、目鼻立ちのくっきりした美人がいました。手際もよく、テクニックもすごい！とくにラオス人が良くこだわる眉やアイラインは、手が込んでいながらも派手すぎず、とてもすてきでした。

モデルさんはもともと「かわいい」感じでしたが、メイクのあとは「きれい」になっていました。他の人に化粧をしてもらうというのは不安なものですが、写真を撮ろうと私が近づくと、モデルさん達もにこっと微笑んでくれ、メイクの最中もリラックスしているのが伝わってきました。くすぐったがりの私ですが、これなら、私もお化粧してもらいたいな～と思いました。


今回この難しい戦いに勝利したのは、写真左のスムンター！子供もいるお母さんですが、毎日しっかり練習し、英語のレッスンやマッサージのレッスンなど、いろんな活動に誰よりも積極的でした。おめでとう！

そしてこのあとは、新しい試みとして、ビジネスプランコンテストを行いました！これは、昨年からたびたび紹介しているスモール・ビジネス・マネジメント講座をうけてはじめました。生徒たちに卒業後のビジネスプランを書いてもらい、日本人コーディネーターによってより現実的・具体的なビジネスプランを立てた2人を選出し、生徒・審査員の前で発表してもらいました！
　

利益はどれくらい見込めそうか？値段設定は適切か？お店を開く場所は？…など、生徒から説明があります。長～いコンテストのあとで、数字がたくさん出てきてほかの生徒たちは少し眠たそうでした(笑) 今後のコンテストは、発表の仕方も工夫が必要かもしれません…。しかし、そんな中でも審査員のみなさんはとても真剣に聞いてくださいました。発表の後は、質問やアドバイスをいただき、生徒たちも悩みながら返事をしていました。

（審査員として参加してくださった、Lao-India Entrepreneurship Development Center＜ラオ・インディア企業家開発センター＞のシアンポン所長。たくさんのアドバイス、ありがとうございました！）

今回は偶然にも、予選を勝ち抜いたのは二人とも縫製コースの生徒でした。彼女たちのプランは、お店の立地や仕立ての値段や初期投資などにおいて、まだまだ改善の余地があります。しかし、「机上でビジネスについて勉強し、頭で理解し、実際に計算してみる」ということ自体、全く初めての経験。「考える力」を養うよい機会になったことと思います。今後はもっとさまざまなコンセプトや斬新なアイディアが飛び出してくれることを期待しています！

ちなみに、このビジネスマネジメントの優勝者は縫製コースでも優勝したウィライウォン。二冠達成、おめでとう！！

最後は入賞者と審査員のみなさんで写真撮影。

温かいご支援のおかげで、今年もたくさんの生徒が巣立っていきました。これから彼ら・彼女らが開業・就業し、社会で活躍してくれるのを楽しみにしています。

今後とも、ご支援よろしくお願いいたします。

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