国内活動事業第1弾「IV-JAPANとSDGsを考えよう」を実施して
理事の利根川恵子です。
去る11月19日(金)と11月23日(火・祝)の2回にわたり、国内活動事業の代1弾として、「IV-JAPANとSDGsを考えよう」を実施することができました。
企画の段階で、SDGsへの理解を深め、IV-JAPANの活動の意義を再認識すること、オンラインで、ラオスの職業訓練の様子や現地の生活をバーチャルで体験し、1回目で認識した当会の活動をさらに体験的に理解することという2つの柱を立てました。これにより、IV-JAPANの国内サポーターを増やそうという狙いでした。
第1回は、日本事務局次長の瀧口恭平さんから当会の概要説明と開発教育協会顧問・上篠直美さんのSDGsについての講演を中心に実施しました。上條さんのお話の中では、自分とSDGsの関わりを小グループで話し合時間もあり、参加者が自分の周りで取り残されている人はいないかと、SDGsと自分を振り返る機会にはなったと思います。
第2回のラオスとのオンラインセッションでは、圓谷プロジェクト・マネージャーと田澤プロジェクト・マネージャーに全面的にお世話になりました。COVID-19の感染が収まらずロックダウンが続く中で、訓練の実施やランチタイムの時間調整をしていただきました。
圓谷プログラム・マネージャーから、ホスピタリティ・介護の職業訓練の概要を聞き、ベッドメイキングの指導場面、施設のツァー、インストラクターや訓練生との質疑応答での交流、昼食の様子などをバーチャルで体験しました。今まで、ラオスでの職業訓練については理事会で協議しますが、机上の話で実感を伴っていなかったことを思い知らされました。バーチャルではあっても、リアルタイムで体験を共有できることの素晴らしさを改めて実感した次第です。参加者の方もそのような感想を寄せてくださっています。
一方で、今回、広報としてはホームページ、Facebookを主にして、あとは個人的なつながりでお誘いいただくことになりましたが、チラシに載せたQRコードからのお申し込みはほんの数件でした。私自身もITに強い訳ではなく、チラシの作成は瀧口次長に、QRコードとGoogle Formの申込書は河島一成監事にやっていただいたのですが、参加者としては、QRコードからの申込みやURLのダウンロードなどは日常的に行っており、もっと活用されると予想しておりました。今後、国内活動事業を展開するにあたり、広報の方法には一考が必要です。
参加者は2回で延べ50人程度と、多いとは言えませんが、小学生、中学生の熱心な参加者や、これからラオスにホテル学校を建築することを模索しているグループの方、他のNGO・NPOの関係者と、今までIV-JAPANを知らなかった方々が半数近くを占めています。取りあえず、国内での活動を広げる糸口を作れたことに対し、みなさまのご協力に心から感謝申し上げます。第2弾に向けて、参加者のアンケート調査もいたしますので、その結果も参考にして今後の国内事業の充実を計って参る所存です。
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