職員紹介(2)実直で謙虚なノイちゃん
サバイディー。
今日は引き続きラオス事務所のスタッフ紹介です。二人目はOJT1のマネージャーのノイちゃんです。
ノイちゃん
ノイは2004年にIV-Japanの職業訓練校に調理コースの生徒として入学してきました。その誠実で熱心な姿勢と技術力が買われ、2005年に2週間研修生として、日本に行きました。
卒業後は一般企業で少しのあいだ働いていましたが、ヴィエンチャンでの職業訓練プロジェクトに2006年に調理トレーナーとして合流しました。
それ以来ずっと調理トレーナーとして働いてきましたが、やはり、その真面目な性格と仕事への姿勢が評価され2012年3月にOJTマネージャーへと昇格しました。
「ノイ」というのは実はニックネームなのですが、(ラオス人は本名ではなくニックネームで呼び合うことが多い)これはラオス語で「小さい」という意味。まさにニックネーム通りにきゃしゃで小柄な彼女、2004年に生徒として入学してきたときは21歳で、あどけなさの残っていましたが(下写真参照)、今はマネージャーとしての貫禄も少しずつ身に就けながら、生徒から最も信頼されるスタッフになっています。でもやっぱり童顔ですね。
2012年に現在のプロジェクトが始まったばかりのころは、スタッフの意識もバラバラで上手くいかないことがたくさんありました。
そんなときも彼女だけは静かに私の話に耳を傾け、理解し、心の支えになってくれました。
上級コースで新しく取りいれるスモールビジネスマネジメントや英会話などのカリキュラムは、スタッフの間では今までに見たことがないものだったために、なかなか受け入れられずに拒否するスタッフもいましたが、ノイちゃんだけはいつも「ロンブン(試しにやってみようよ)」と言って、率先垂範してくれました。
彼女のイニシアティブのお陰様で現在では、日本の専門学校では当たり前にあるけれど、ラオスにはない「卒業制作」などの、新しいカリキュラムを皆で和気あいあいと話し合っています。
努力家のノイちゃんは最近は、仕事が終わったあとに自宅近くの夜間大学のアカウンティングコース(4年)に通い、会計や英会話などの実務の勉強をしています。
もっと自信を持っていいのにと、こちらがもったいないと思うくらい謙虚なところが、彼女の美徳です。
これからもプロジェクトを通して新しいことにチャレンジし、彼女らしく静かに内なる自信を積み立てていってもらいたいなと思います。
OJTコーディネーター・須田
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