スタディーツアーの思い出(2004年)タソモ小学校訪問

理事の斎藤です。

 2004年2月のタソモ小学校贈呈式の時に先生達から時々は訪ねて欲しいとの要望が有りました。その時は努力しますと答えましたが、すぐに子ども達に会いたくなり早速同年11月のスタディーツアーに参加して学校訪問をしました。その頃のタソモ村はビエンチャン市内から車で約2時間、当時の世帯数は110、就学対象児144名、のどかな農村でした。小学校は6歳入学5年で卒業ですが、家事手伝いや制服が買えない等の理由で就学が遅れる子も珍しく無いらしく、学力不足の場合は落第するとの事でした。

 訪問時に子ども達全員と顔を合わせる為に身体測定(身長、体重)をして記録、発育状態を見る事にしました。今回初めての試みなので低学年に限定。生徒の個人カードを作成する時は大変でした。低学年のせいか自分の生年月日を知らない生徒がほとんどで先生に聞いてもすぐには分からない、又教室に弟や妹が数人混じっている等で手間取ったがIVの現地スタッフに助けられました。身体測定は勿論全員が初体験。測定している友達の様子を真剣に見ていたが、自分の番になると緊張して身長計に向かって立つ子がいたりして可愛かった。結果的に測定したのは低学年31人と幼児6人、計37人でした。予想以上に時間がかかったがこの経験を今後に活かします。

 今回の生徒達へのお土産は、文房具とタオルとお菓子でした。時間の関係で個々に手渡せなかったが、きっと喜んでくれたと思います。お菓子は前もって事務所に依頼して市場で購入して貰い、袋詰めはIVの職業訓練所調理コースの生徒さんが協力してくれました。結構慌ただしかったが、子ども達との触れ合いも有り楽しい時間を過ごしました。

 先生達には次回から全学年の身体測定をしたい旨を伝えて協力を依頼、再訪を約束しました。その後生徒達の見送りを受けて学校を後にしました。