JICAのなんとかしなきゃプロジェクト!!で問題解決ワークショップ
少し前のことになりますが、7月の頭にJICAの「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の企画で、ビジネスプロデューサーの谷中修吾さんが当会を訪問されました。「なんとかしなきゃ!プロジェクト」とは、JICA広報室が実行委員会事務局として行っているプロジェクトで、国際協力に関心の高い著名人や、国際機関やNGOなどで国際協力を行っている人々がメンバーとなり、さまざまな場面やメディアで、広く情報を発信していき、その情報を受けたひとりひとりが国際協力の重要性を少しでも自分のこととして捉え、それぞれの立場でできるかたちで国際協力に参加する、そんなきっかけとなることを目指しています。(詳しくはこちらのページをご参照ください→なんとかしなきゃプロジェクト)
今回ラオスにいらっしゃったのは著名人メンバーの一人である谷中修吾さん。社会の課題を解決するビジネスプロデューサーで、全国各地でソーシャルビジネスやソーシャルプロジェクトの設計・新規立ち上げ、運営を手がけていらっしゃいます。(谷中修吾さんオフィシャルサイトのプロフィールページ)
今回は、当会の支援する職業訓練センター上級コースのOJT店舗の問題点、また現在実施している職業訓練支援プロジェクトの問題点や課題などを検討した上で、7月4日にその問題解決方法を提案するワークショップが開催されました。
まずはワークショップに先立ち、谷中さんに当会のプロジェクトの目標、活動内容などの概況を説明し、その後OJT店舗のマネージャートンであるサイさん、トゥックさんも交えて現状何か問題があるか、どのようなことで困っているか、相談したいことはあるかなどを話し合いました。そして7月4日のワークショップで話し合う議題を決めました。
OJT第一店舗でのミーティングの様子
協議の結果、今回ワークショップで話しあう検討事項となったのは「OJT店舗に継続的に一定数の客を確保するためには」というテーマでした。OJT店舗は上級コースの生徒たちがサービスを提供する店舗でもあり、彼女たちの訓練の場でもあります。外部からくる一般のお客様を相手にお店を運営し、職業技術のみならず顧客対応、収支管理、衛生観念等々、実践を通してビジネスに必要な知識を学びます。お客様が来なければ訓練にもなりません。
さて、ワークショップ当日は、IV-JAPANだけでなく、ウドムサイ県の観光局で活動されている青年海外協力隊の女性とそのカンターパートのラオス人公務員の男性も参加され、彼らの活動における問題点や課題について話し合いました。
<ウドムサイ県観光局で活動中の協力隊隊員の女性>
どのようにウドムサイ県の観光スポットを宣伝し、より多くの観光客を誘致できるか、という課題についてディスカッションしました。
着られている”シン(ラオス女性の正装スカート)”はラオス北部の民族の模様の織りが素敵です。
その他、見学者としてJICAラオス事務所の職員の方々、青年海外協力隊の隊員数名なども同席し、一緒に情報共有し、色々なアイデアを出し合いました。
<課題点を説明する谷中氏> <OJTの課題について説明するトンサイさん(中央)>
詳細については割愛しますが、OJT店舗客数増加のための施策として、新メニューの開発、ポイントカードの作成、民間企業とのコラボレーション等々、様々なアイデアをいただきました。
ワークショップに参加したOJTマネージャーのトンサイさんとトゥックさんにはこれらのアイデアを持ち帰ってもらい、すぐに採用できそうなものからどんどんOJT運営に活かしてもらいたいと思います。
<プロジェクトコーディネーター大滝美佳>
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