高齢者介護2期生の訓練が始まりました
ສະບາຍດີ!!(サバイディー)
皆様いかがお過ごしですか?ラオスはまだ雨季が続いており、毎日滝のような大雨が降っては教室の前の庭や道が大きな水たまりになってしまい、歩くことも大変になっています。
さて、ナーサイトンでは9月4日から高齢者介護の職業訓練が開始となり、同日に女子寮の開所式が執り行われました。
この女子寮は、社会貢献賞奨励賞を受賞した賞金で建設することができました。
社会貢献支援財団会長の安倍昭恵様、小林賢一日本大使のご出席のもと行われ、とっても盛大なセレモニーとなりました。
セレモニーでは私も通訳をさせていただき、とても緊張してしまいましたが、とても気さくな方々で、すっかり溶け込んでしまいました。
そして実際に女子寮も皆さんにお披露目することができました。
式の後、みんなでお昼の食事会をしました。安倍昭恵様は食事中学生たちと交流してくださり、たくさんお話をされていました。
5日からは授業が開始となりました。
みなさんは、「高齢者介護」と聞いてどんなものを想像しますか??ご飯を食べさせる?おむつを替える?では・・・「高齢者」と「介護」を別に考えたらどうでしょう?
一般的に高齢者とは65歳以上の方々を思い浮かべる方が多いと思いますが、法律や制度によって、またはその一定のグループ内によって、「高齢者」が指す年齢は変わります。
そして「介護」とは、「身体的・認知的・社会的な障害や病気、または高齢により、日常生活一部またはすべての自立を支ええるために、日常生活上の機能や健康管理などの支援・ケアを行うこと。」(チャットGPT)
これらのことを踏まえて考えると、「高齢者介護」と一言で簡単に言い表すことはできますが、簡単な健康チェックの方法、広くて浅い疾病の知識、日常的な支援やケアの方法などたくさんの知識が必要になることがわかります。・・・意外と大変そうですよね(+o+)
日本では「介護士」という職種もあり、一般的に知られていますが、ここラオスでは「介護士」という職種はまだありません。入院しても家族が介護をしていて、看護師であっても正しい介護方法を知らない人もいます。
そんなラオスで高齢者介護を学ぼうと思ってくれた今回の学生たちは、難しいことにチャレンジしようと思って一歩踏み出した人であったり、人を助けたいと思った人であったり。こんな想いをもって家族のもとを離れて学びに来てくれています。教える側の私たちも、背筋が伸びる思いですね。
高齢者介護とはどういうものか?という概念から始まり、最初は座学も多くてあまりピンと来ていない様子だった学生たちでしたが、バイタルチェック(体温測定、血圧測定、脈拍検査、呼吸数測定)の練習が始まってから学生同士の交流も増え、顔が明るくなってきたように思います。
長くなってしまいましたが、みんなが一生懸命学んでくれることをとても嬉しく思います!私もみんなと一緒にもっと成長していきたい!!!これからのみんなの成長を温かく見守ってくださいね☺
ພົບກັນໃໝ່(ポップカンマーイ)
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