インターン体験記2015～木工事業見学＆体験～

サバイディー！IV-JAPANさんにお世話になっているインターン生の小川です。ラオスで友達がたくさんできて毎日とっても楽しく過ごしております！住みたい～もう住みたい～

さて今回は木工事業の職業訓練を行っている、「Km8」さんにお邪魔してきました！Km8の名前の由来は、ビエンチャンの街の心に位置する噴水のあるナンプ広場からこの施設までの距離が「8km」という理由から、この名前で呼ばれています。距離で名前を付ける斬新さが私はすごく気に入りました笑　ラオスではこのように通称を距離でいうことがよくあるそうです。目印から何キロって覚えやすいし分かりやすいです～

Km8はOJT1,2と違って周りが田舎なんです！鶏がその辺をとことこ歩いてます。牛もその辺で草食べてます。（どなたかが飼っていらっしゃるようです）虫いっぱい花いっぱい自然が豊か！最高ですね。もう本当に癒されました～田舎大好きです～～。

作業場はこんな感じです！
みんな真剣に木を切ったり測ったり組み立てたり打ちこんだり塗装したり。素早い！たくましい！かっこいいです！でも目が会うとニコニコしてくれます。ああ癒し。
　
（1枚目に運転手のヤーさんがひょっこり)

午前はみなさんに自己紹介をしたあと伊藤君と私でざっくり欲しい家具を考え、それを生徒さんに一人一つずつ伝えます。その後は生徒のみなさんが振り分けられた家具を自分のアイディアで形や値段や特徴などを考え、最後に発表し、優勝者をみんなで決めるコンテストをします！
しかしこれはただのコンテストではなく、優勝した人の家具を実際に作り、販売します！売り上げは優勝した人のもの！これはテンション上がりますね～

ですがみなさんなかなかデザインのアイディアが思い浮かばないようで、鉛筆を持ったまま頭を抱えてしまいます。
インストラクターの山本さん曰く、ラオス人は周りと違う変わったもの、オリジナリティのあるものをあまり作らないのだそうです。ですがこれでは先に進まない。なのでこういった自分で考えることをさせて、訓練するのだそうです。みなさん今はなかなか進まず大変かもしれませんが、乗り越えて素敵な職人さんになってほしいですね！
　

お昼は職員のみなさんとご飯を食べに行きました。みなさん気さくな方でお話しがたくさんできて楽しかったです！プロジェクトマネージャーの飯村さん、ご馳走様でした！
午後は、椅子にやすりをかけて塗装をする体験をさせてくださりました。紙やすりを使ったのなんて何年ぶり～。山本さんと伊藤君と私の三人でお話しをしながら私は一心不乱にシャコシャコやすっていました。気づけば青いデニムが木屑で真っ白に変身してました～楽しい楽しい。たまに飯村さんが混ざりに来ます。写真も撮っていきます。面白い方でした！

(右が伊藤君です。山本さんが撮ってくださいました)

やすりをかけた後は外に出てハケで塗装をします。生徒さんがわらわら見に来てふむふむみんなで頷いてまたわらわらと帰っていきます。面白い。なんか良いですよね、自然体。って感じで。ここの方たち、見ていて本当に楽しいです。

椅子の作業が終わった後は、お待ちかねのコンテストです！
一人ずつデザインした紙を持って前に出て、何の家具か、特徴、値段を発表していきます。（飯村さんと山本さんが日本語に訳して私たちに教えてくださりました）
いい意味での驚きがたくさんあり、全てオリジナリティ溢れる素敵な発表でした！
　
(発表する生徒さんたちと、進行・翻訳をしてくださった飯村さん：二枚目左)

(発表を聞いている生徒さんたち)

他の人の発表を聞いている時の生徒さんたち、みんな揃って頷いたり唸ったり歓声を挙げたりと息がぴったりでした。笑
鍵をかけられる小物入れをデザインした子が発表している時、ある男の子が「ねえ鍵かけられてもそれ小さいからそれごと盗めるじゃん！笑」とあげ足をとり、みんな「ほんとだー！」みたいな感じで大爆笑、発表している男の子はやられた～って顔して笑って楽しかったです。でもデザインや機能性などとっても素敵で、みなさん文句なしの作品でした！

発表が終わり、私たちも混ぜてもらってみんなで投票をしていきます！

投票の結果、優勝者は、CDラックをデザインしたトンマイさん！！このCDラックの特徴は横長のもので、CDを収納するほかにテレビやスピーカーも置けて、更には日本人の生活に合わせた低めのデザインと移動可能なキャスターが付いているという優れものでした～！個人的に本当に本当に欲しいです。キャスター付き、素晴らしい。文化を理解し、いろんな人のニーズを考えられている素敵な作品でした！いつかトンマイさんのCDラックが日本で発売されますように。買います。速攻で買います。完成を楽しみにしております！！

(見事優勝したトンマイさん)