マイクロファイナンスを使って木工工房を開きました!!

 今日は、IV-JAPANの木工の職業訓練を受けて、木工工房を開いたリーヴォントーさんを紹介します。リーヴォントーさんは、2014年2月から2017年2月まで実施した「青少年の収入向上のための木工職業訓練」の訓練に参加しました。首都ビエンチャンにある学校制度外教育開発センター(教育省)で、初級・中級・上級コースの木工(家具作り)の職業訓練を受講し、卒業後は、産まれ故郷のサイソンブン県で家具工房を開きました。

 家具工房を開く時に、リーヴォントーさんは起業資金を持ち合わせていませんでしたが、IV-JAPANのマイクロファイナス制度を利用するすとで起業することができました。毎月、コツコツ返済をして去年返済が完了しました。日本人にとっては少額と感じられる金額であっても、ラオスの人々の起業を支えることができます。

 リーヴォントーさんにインタビューをしたのでその内容を紹介します!!

1.何県の出身で、現在どこで家具工場を開いていますか? 

 サイソンブン県ナムキヤン郡出身で、モン族の出身です。生まれ故郷のサイソンブン県ナムキヤン郡で家具工場を開いています。数年前まで外国人が入ることが制限されていた県のためもあり、なかなか手に職をつける機会はありませんでしたが、IV-JAPANの職業訓練のおかけで家具作りの技術を身に着け、なおかつ生まれ故郷で家具工場を開くことができました。

2.なぜIV-JAPANのトレーニングに参加したのですか?

 高校を卒業後、何をしようか迷っていたときに郡教育局に勤める兄が、IV-JAPANが家具作りのトレーニングをすることを教えてくれました。私は、元々ものを作るのが好きで、家具作りに興味があったためIV-JAPANの家具作りのトレーニングに参加することにしました。

3.IV-JAPANの木工トレーニングはどうでしたか?

 日本の木工技術を体系的に学ぶことができて本当に良かったです。木の選び方、製材の仕方、ほぞとほぞ穴の作り方、塗装の方法など、家具作りの基礎をしっかり学ぶことができました。おかげさまで、私の住む地域で「もっとも良い家具を作る家具工房」を作ることができました。職業訓練で学んだ技術は、ラオスでは見ることのできない技術ばかりで、このような技術で作られた家具を他の家具屋さんでは見たことがありません。おかげさまで、開業から今まで多くのお客様に恵まれています。

4.IV-JAPANのマイクロファイナンスや役に立ちましたか?

 はい。とても役に立ちました。IV-JAPANのマイクロファイナス制度がなければ家具工房を開くことができませんでした。卒業後から現在まで、この家具工房のおかげで、家族の生活を支えることができています。また、生活のレベルも大きく向上しました。

5.将来の夢や展望はありますか?

 現在の家具工房の場所が狭いので拡張したいと考えています。今の広さでは、場所が狭く作業がしにくく、木工機械を増やすことができません。家具工房を拡張することができれば、新しい木工機械を置くことができ、家具作りのスピードが早くなり、また作ることのできる家具の種類を増やすことができます。

 最後にリーヴォントーさんは、なんとYoutuberデビューしています。Youtubeを使って、彼の家具作りを宣伝しています。皆さんに下のリンクからご覧になっていただければ幸いです。