1.地方の女性・青年の就業促進のためのホスピタリティ・介護職業訓練(2019年3月から)

校舎での授業
校舎での授業

 2019 年 3 月 1 日に、外務省のNGO 連携無償資金協力を使った新事業「地方の女性・青年の就業促進のためのホスピタリティ・介護職業訓練」がスタートしました。本事業ではビエンチャン都ナーサイトン郡に訓練所を建設しました。今まで教育を受ける機会のない貧しい女性、青年に「チャンパー山の民奨学金」を創設しました。この初学金により、初級・中級コースの 6 カ月間の交通費、食費等を支給し、無料で訓練を受けることができるようになりました。

 この事業では、ホスピタリティ及び介護事業に着目して事業を実施します。昨今では世界からの観光地として人気が高く、ホテルも増加傾向にありますが、ホテル従業員の人材不足が課題となっており、質の高いホテルサービス、つまりホスピタリティが求められています。一方、介護分野において、ラオスは高齢者の長期滞在や旅行先、リタイアメント先としても注目されており、今後は基礎介護技術を持つホテルパーソン、家事代行者、介護施設や長期滞在型マンションの人材の需要も増える見込みです。

ホテルにて実習 
ホテルにて実習 



 本事業では、新たな分野における人材育成を目標とし、地方に住む貧困家庭の女性および青年に加えて、遠隔地に住む少数民族も対象とした職業訓練を実施し、就業による生計向上を目指します。初級コースではホスピタリティ技術を習得し、家事補助やホテル等への就業を、中級コースは更に高齢者介護の知識・技術を学び、更なる就業を目指します。本事業達成のために IV-JAPANでは新たに「チャンパー山の民奨学金」を創設して 6 カ月間の初級・中級コースの期間中交通費、食費等を支給して側面から訓練生をサポートします。

2.ラオス木工職業教育校におけるトレーナーの技能向上プロジェクト(2018年1月から2021年12月)

木工科教員へのトレーニング
木工科教員へのトレーニング

 2018 年 1 月より始まった「ラオス木工職業教育におけるトレーナーの技能向上プロジェクト」は、ラオス全国の職業教育校の技能・指導力向上のための研修プログラムです。ラオスは豊富な森林資源を有するため、高品質な家具を生産できれば、大きな利益につながります。そのために、優秀な職業教育校の木工科教員の育成を通じて、木工教育のレベルを向上させていきます。1年目と2年目には、全国 17 校から選抜した10 数名への木工科教員に対して、 2.5 ヶ月間の家具作りのトレーニングを実施しました。
 木工家具がラオスの基幹産業となって、人々の暮らしを向上させるとともに、現在違法伐採で減り続けている森林資源の保全につながることを目指します。また、本事業の実施により、職業教育校の実習レベルが向上し、学生達はより高い木工技術を習得することができるようになります。そして将来、高い木工技術を身に付けた卒業生達が、木工科教員や家具工場の技術者として活躍することで、ラオス木工業界のレベルアップにつながっていきます。近い将来、木工家具がラオスの基幹産業となり、ラオスの人々の生活を向上させることを目指しています。

3.奨学金事業

奨学金の授与
奨学金の授与

 上記の「山の民奨学金」の他に「カノック奨学金」を提供しています。カノック奨学金では、ビエンチャン市内の職業訓練所で理美容・縫製・調理を学ぶ訓練生に対して奨学金を提供し、貧しい家庭の出身者にも手に職を付ける機会を得ることができるよう努めています。また、卒業生に対しては、ミシンローンを提供するなど、起業をサポートしています。

4.インターンシップ・スタディーツアーの受け入れ

 毎年、大学生や経営者団体などのスタディーツアーの中に、IV-JAPANの事業見学を入れていただいております。職業訓練所の見学・体験から、ラオスの文化紹介まで、それぞれの団体の目的に応じてスタディーツアーを案内させていただいております。

 また大学生のインターンシップを毎年受けれいています。なかなか分かりにくい部分もある国際協力の仕事を、実体験を持って学んでもらっています。

※過去のプロジェクト

過去のプロジェクトには、下記のリンクからご覧ください。

過去のプロジェクト