数字から見るIV-JAPAN

こんにちは。監事の河島一成です。

今回は、IV-JAPAN 2021年度(第19期)の会計・事業監査を行い、感じたことを共有しようと思います。

  • 会計・事業監査とは

会計・事業監査とは、毎年度、IV-JAPAN監事によって行われる、適切な会計と事業が実施されているかの確認のことです。事務局により作成された決算報告書と事業報告書を基に確認を行います。監査の結果、問題ないと判断されたものは、最終的に公式サイトに掲載されています。

掲載先: https://iv-japan.org/about_iv-japan/yearly_report/

  • 人生初の会計・事業監査

2022年5月、税理士でもある森本監事と共にIV-JAPANの会計・事業監査を行いました。とはいえ、私は人生初の監査であったため、右も左も分からず、森本監事の見様見真似で、報告書に記載の金額や内容を眺めていました。1日かけ、各種受取寄付金や通帳の残高の確認などの会計監査、実施事業に関する報告内容とその事態を確認する事業監査を終えました。監査の結果は会計監査、事業監査ともに問題なし(安心しました)。

  • 監査を通じて得たこと

監査を終え、私はIV-JAPANを更によく理解することができました。それは主に次の2点です

  • IV-JAPANの経常収益の詳細を知ることで、IV-JAPANがどのような人・組織から金銭的に支援いただいているか理解できた。

受け取っている助成金や寄付金、会員費などが誰/どの組織から頂いているものであり、それはいくらなのかを 知ることで、その影響の大きさや、有り難さを実感することができました。例えば、パスシステムからはその利用者から寄付いただいた¥456,613が受取寄付金として計上されており、多くの方から沢山の寄付をいただけたことを実感しました。

  • 資産に記載の貸付金(マイクロファイナンス事業によるもの)の返済状況を確認する過程で、実際に支援を行っているラオスの方の存在を感じることができた

マイクロファイナンス事業では3名に貸付けを行なっており、各名から毎月20万kip(¥2,000相当)が返済されています。監査の過程で実際に通帳を確認し、3名から順調に返済されていることを確認しました。その際に、当然ながら、振込人名が記載されておりました。

これまで、写真では支援を行っているラオスの方の様子は伺っておりましたが、通帳に記載されている実際の名前は不思議と印象深く、お金の先に実在のラオスの方がいることを強く意識させるものでした。

監査後はラオス料理で食事会でした
  • 最後に

今回は会計・事業監査を行った際に感じたことを共有いたしました。正直自分でも報告書、特に決算報告書を確認する中で、こんなにも支援者の存在、ラオスの方の存在を意識することになるとは思いもよりませんでした。一見無機質にも感じる数字ですが、その数字の先には実際の人が存在することを強く意識させてくれました。

ぜひ皆さんも、IV-JAPANの決算報告書や事業報告書を一読してみてください。何か新しい発見ができるかもしれないです!