NGO活動に参加するとは

初めまして、2021年7月1日から監事に就任致しました、河島一成です。

  • 自己紹介

本題の前に少し自己紹介をさせてください。

私は今年2021年に大学院を修了し、現在は経営コンサルティング会社で働いています。IV-JAPANとのつながりは父親が副代表として当会に参加していることです。父をきっかけとし、ラオスへ2度来訪し、ビエンチャンの当会オフィスや当会が経営するレストランの見学を行いました。

そして今年度から、会のメンバーとしてIV-JAPANのNGO活動へ参加しています。

  • IV-JAPANで何をしているか

IV-JAPANでは、ラオスでの物的支援(学校・職業訓練所建設)、金銭的支援(奨学金支給及びマイクロファイナンス)、人的支援(職業訓練支援)やネパールでの縫製などの職業訓練を行なっております。これらの活動へボランティアとして「参加する」と聞くと、どのようなことを行うと想像しますか?

ラオスへ行って、学校建設現場で働く?金銭的支援の審査をする?先生としてラオスで授業する?

どれもこれも片手間にできるものではないと思います。では、私は何をIV-JAPANで行っているのか。

それは、日本国内でラオス・IV-JAPANの認知を広めるための活動です。具体的には、国内イベント告知のチラシの作成協力や当ブログの執筆などです。NGO活動に割く時間は月1日程度です。

  • IV-JAPANに関わって何を得たか

私がIV-JAPANでの活動を通して得たものは、「自分の常識が全く普遍的でないこと」への気づきでした。ラオス訪問で現地の様子を知ることや、当会の活動内容・状況を通してラオス人の生活状況を知ることで、日本在住の自分と彼らを比較する機会を何度も持てました。比較する中で、自分の「常識」とラオスの「常識」の違いに衝撃を覚えました。

ラオスでは大学進学が普通ではないこと、多くのラオス人が隣国タイで働くこと、タイ語も理解できるラオス人が多いこと。20歳前後の自分は、「大学へ行かないけれど、外国で働き、しかも外国語を理解するなんてすごい!」と驚きました。

当時私は外国で働くのは、一部のエリートだけで、多くの人は母国語以外の言語を話せないと考えていました。そのため、上記のラオスの「常識」は全く想像できませんでした。

このような、自分の「常識」が上書きされる経験は新鮮で貴重なものでした。その後は常識が上書きされる経験に病み付きになり、海外への一人旅や、ドイツへの1年間の交換留学、大学の専攻と無関係な企業での1年半のインターンシップに挑戦し、現在の経営コンサルティングという職種にも巡り会えました。

  • 自分の「常識」を上書きするためにできること

「NGOに参加する」のは、時間と手間がかかる、大変なものではありません。ましてやNGOの活動内容を知るのはすぐです。しかし「新たなことを知る」経験の効果は絶大だと自身の経験から感じました。

常識の上書きのためにも、当HPの別ブログ記事やニューズレター「IV-NEWS」等も読んでいただけると幸いです。