家具フェアに出展しました。

 ラオス・ビエンチャンのITECCモールにても、1月9日から17日まで家具フェアが開催されました。通常、1月、3月、7月の年3回開催されていますが、去年は新型コロナの影響で3月と7月の家具フェアが中止になったので、今回の家具フェアが1年ぶりの開催となりました。

 IV-JAPANは、カウンターパートであるラオス職業教育期間(以下、VEDI)と一緒にブースを出展しました。この1年間でVEDIの学生などと作った家具も増え、ブース内に収まり切らないくらいの家具を展示することできました。地方の職業教育校の木工科教員へのトレーニングで製作したカフェテーブル・チェスト・ラウンジチェア、VEDIの教員・学生と製作した扉・靴箱・食器棚、JICA主催のコンテストに出品するために製作したハンモック、木工技術ビデオのために作った洋服ハンガー・食卓など、たくさんの家具を展示することができました。

 訪れたお客さんからは、「とても丈夫に作られている」「デザインがきれいだ」「丁寧な作りだ」と多くのお褒めの言葉をもらうことができました。また、この家具フェアに出展している他の家具工場の方々からも、IV-JAPANの家具作りの技術は素晴らしいと言葉をいただきました。

 この家具フェアの出展を通して、VEDIや地方の職業教育校の教員や学生のみならず、ラオスの家具工場関係者や一般の人々にも日本の家具の製作技術を伝えることができたことをとてもうれしく思います。 

 また、IV-JAPANのブースは、VEDIの学生が店番をしてくれました。実際に自分たちの作った家具のことを、ブースに来てくれた方に説明したりするのは良い経験になったようです。また、他の家具工場の作った家具をいろいろ見る中で売れ筋の家具が分かったり、家具組合の方などと話す機会があるなど、多くのことを学ぶ機会となったようです。

 もっとも、今回の家具フェアに訪れる人は、いつもよりずっと少なかったです。どのお店も、売れ行きが芳しくなかったようでした。去年から続き新型コロナの影響で、ラオス経済が大きく影響を受けています。少しでも早くラオスの経済が復活してもらいたいです。

 次の家具フェアは3月にあります。今回の家具フェアを逃した方は是非、3月の家具フェアを訪れていただければ幸いです。IV-JAPANももちろん出展します!!