リーダーシップ・マネージャー研修

5月23~25日の3日間、TACDOトレーニングセンターにて、「良いリーダー・マネージャーになるためには(How to be a good leader and manager)」というトレーニングに、当会のスタッフ及びカウンターパートの職業訓練センター所属のマネージャー・トレーナー・コーディネーターが参加しました。
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現在、当会が『JICA草の根技術協力事業』で実施している職業訓練支援プロジェクトでは、事業ハンドオーバー後もラオス政府による持続可能な職業訓練センター運営を目指し、運営側の人材育成を進めています。今回のトレーニングは、職業訓練センターのマネージャーや、調理・美容・縫製各分野のトレーナーが「良いリーダー」として何が必要か、を学んでもらうことが目的です。
今回講義をお願いした「TACDO Center(タクドセンター)」は、ラオス国内の企業や政府機関・国際機関のスタッフを対象に、組織強化のための人材育成・開発に役立つ各種トレーニングを提供しています。(http://www.tacdocenter.com)

さて、私もトレーニングの様子を視察しにいってきました。当会のスタッフ・関係者以外に、他団体さんからの参加者も一緒にトレーニングを受けます。1日目の講義はセンター長のカムパットさんが自ら教壇に。ただ座って講義をきくだけでなく、隋所にグループに分かれてのアクティビティや、参加者の緊張をほぐすように簡単なエクササイズ等をとりいれ、退屈しないようなプログラムになっていました。
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1日目のプログラムを簡単に紹介すると、
・リーダーとしての原則(上司とはどのような人か?上司としての資質、上司の役割・・・)
・計画の立て方(なぜ計画が必要なのか?計画をたてるとは?計画の種類・・・)

これらのテーマについて、講義を受け、各参加者がグループにわかれて与えられた例題について話し合い、解決策を発表していました。皆時間も忘れるほど熱心に取り組んでおり、4時半に終わる予定が大幅に押して5時半過ぎまでかかりました。
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2日目の講師はタイのウドンターニーから招聘されたDr. Issaresnuchit氏。
2日目のプログラムは
・仕事での効果的なコミュニケーション(コミュニケーションとは?、情報伝達、コミュニケーションに影響を与える様々な要因、言葉を使わないコミュニケーション)
・効率の良い仕事の与え方(仕事を与えるとは?、役割の委託と仕事の委託・・・)。

講義はタイ語で行われたので(ラオス語とタイ語は似ているため、たいていのラオス人はタイ語も理解できます)、あまり詳しい内容はわからなかったのですが、とても話術に長けた方で、コメディアンなのか??と思わせるぐらいに参加者の大爆笑を誘っていました。
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(休憩時間あけの脳の体操エクササイズ)

最終日3日目は、
・問題解決(問題の把握、問題の分析、解決方法の選び方と実施方法・・・)
・チームアクティビティ(チームワークの組み立て、チームで働くことの原則、マネージャーのチーム作りのテクニック・・・)

午後のチームアクティビティは外で行われ、ゲームをとりいれながらチームワークについて学びました。
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楽しそうにアクティビティにはげむ参加者たち            目隠しをしながらドラム缶をくぐりぬけたり・・・・

普段とは異なる環境で新たな知識を得ることができ、刺激と学びの多い3日間となったことと思います。それぞれが今後の業務に今回のトレーニングで学んだことを生かし、良いリーダー・マネージャーとして頑張ってくれるだろうと期待しています!