インターン体験記2015~ラオス料理レッスン~

こんにちは!
IV-JAPANさんでインターン生をさせていただいている文京学院大学の伊藤慎之助です!
今回は調理コースでのラオス料理講習の内容をご紹介させていただきます。

ラオス料理は様々ありますが、今回私たち(私以外にももう一人インターン生がいます。)が作らせていただいたのはラープとタムマークフンという代表的なラオス料理2品目です。
最初にこちらの2品を簡単にご紹介させていただきます。

ラープとはラオス語で”幸福”という意味があり、お正月やめでたい時に食べる料理です。勿論日常生活でも大人気の料理で、ひき肉、香草、野菜、そして炒ったもち米を挽いた粉を和えた1品です。
タムマークフンは英語ではパパイヤサラダと呼ばれます。青パパイヤや塩、ライム、ナンプラー、パーデーク(発酵させた魚から作ったラオスの独特な調味料)などをすり鉢状のもので叩き潰して作るものです。因みにタムマークフンにも意味があります。叩くように混ぜ合わせることをタムといい、マークフンがパパイヤの意味を持っているのです。

味や他の食材などもこれから調理実習の内容を振り返りながら説明させていただきます。
まずは買出しです。先生と生徒と一緒に朝の市場に向かいました。
先生は広い市場をスタスタ歩き、テキパキと肉、野菜、香草を買い付け、たまに私たちが日本で見ることはない珍しい果物などを見ていると、「それも食材に入れようか?」と言ってくれたりもしました。
cooking lesson (1)これはドラゴンフルーツという果物。

しかし、私たちは単に見た目に関心を持っていただけで、これを入れることによって今日の料理が変化してしまうことを恐れてお断りしました…
後で教えていただいたのが、ラープは作る人によって味付けが全く違い、入れる食材にも個人差があるらしいです!なのであの不思議な果物も入れてみて良かったのではないかとも思いました。

訓練校に戻ってきた私たちは早速調理に取り掛かりました!
買ってきたレバーやこんにゃく?のようなもの(普段の生活ではあまり自分で料理をしないので食材が判別できませんでした…こんにゃくではなくお肉だと思います。)を茹で、その後で細長く切っていき、豚のひき肉をフライパンで炒めます。
**IV-JAPAN職員追記:こんにゃくではなく豚の皮です!**
cooking lesson (5)

切り方などは生徒さんや先生がお手本でやってくれたものを真似、見守られながら調理していました。
他にも野菜や香草のカットをしたり、順調に調理が進んでいくと、ついにすり鉢のようなものと棍棒を用意し、タム(つぶす)します。
ゴマやライムなどをタムしていくと、すぐに果汁のような甘い香りのエキスが出てきました。続いて先ほどカットした野菜や香草を混ぜ合わせます。最初は見るからにすり鉢だったので棍棒でねるように混ぜていたのですが全く進まず、タムという方法を教わりました。
その後、味の素(塩)や唐辛子、ナンプラー(魚介類を原料にした液体状の調味料)も混ぜます。
cooking lesson (2)

一通りタムしていくと一端ラープの調理に移りました。
ボウルに切ったレバー、豚のひき肉などを混ぜ、そこにも唐辛子やお塩などの調味料を和えていき、先生と生徒さん、自分自身でも味見をして、最後にお皿に盛り付け、無事にラープとタムマークフンが完成しました!
辛さを調節したはずだったのですが、私たちの舌には少し辛すぎた気もしますが、ラオスに来て早二週間、段々と辛いものが口に合うようになり、普通の味では物足りない気もします(笑)
cooking lesson (3)

ラオスの伝統的料理をただ食べるだけでなく作るというのは中々ない機会だと思います。
伝統料理の作り方を知ることで楽しく文化を知ることができました!
ラープの調理方法は簡単なものもあり、食材もある程度自分の好きなものを入れることができるので、私自身帰国したら調理してみようかと思っている一品です!
cooking lesson (4)
最後に訓練校調理コースの生徒さんと一緒に記念写真。