ラオス女性の正装「シン」について紹介します!

さばーいでぃー!インターンの光成です。
今回は、前回ご紹介したラオスの巻きスカート「シン」について、より詳しく紹介します。

シンは、ラオス人女性の伝統的な筒形の巻きスカートのことです。現在でも日常的に着用され、公務員・学生の制服となっているほか、シルク生地のきれいなものはパーティや結婚式でも着用されています。
ラオスに住んでいると、その布のきれいさ・デザインの上品さ・履き心地の楽さに、ついついシンをたくさん買っちゃう人が多いと聞きます。布を選べば、日本で着ていてもそんなに悪目立ちしないので、「日本でもときどき履いてるよ」という人もいます。
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(縫製コース卒業制作コンテストでは、みんなきれいなシンを着ていました!)

さて、そんな魅力たっぷりのシン。でも、見たことも履いたこともない人にはどんなものかよくわかりませんよね。そんな、「シン」って何だろう??という方のために、シンの構造から紹介します。

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シンは、ウエスト部分をフア・シン(シンの頭)、すその模様が入っている部分をティーン・シン(シンの足)といいます。真ん中の広い部分とティーン・シンは別々にも買えます。全部が一枚布になっているものもあります。お好みで選んでくださいね。ちなみに今の流行は、膝下くらいの短め丈・すそ(ティーン・シン)の模様が広いものが人気だそうです。形は昔からの伝統的なままですが、シンにもときどきの流行があるんですね。

しかし、私はOJTで見つけてしまったのです。現代的なシンを…。

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すでにスカートに仕立てられたシン!シンスタイルのスカートとでもいいましょうか。こちらは職業訓練生の一人が、自分でデザインしたものだそうです!!上品なのに、かわいい~!仕事や、ちょっとしたパーティにも合いそうですよね。デザインした生徒は、IV-JAPANの職業訓練校を卒業後、技術短大に入学してインターンという形で 再びOJTで訓練をしています。
一着8万キープ(約1000円、布代+縫製代込)だそうなので、気になる方はぜひOJT2ブティック(韓国大使館向かい)にお越しください!
私もとても気に入ったので、今度好きな布を持ち込んで、縫ってもらおうと思っています♪こちらはホックではなく、隠しファスナーがサイドに入っているので、着るのも簡単です。サイズや色もバリエーションがあるので、何枚も欲しくなっちゃいますね!

前回の記事でもご紹介した通り、基本的にはオーダー受注制のOJTブティックですが、このように生徒がデザインし、作ったさまざまなアイテムもご購入いただけます。他にも少しですが、アクセサリーやバックなどがあります。
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今後も空いた時間を利用して、生徒がどんどんオリジナル・デザインの洋服や小物を作っていってくれればいいなと思います。そして、ディスプレイの仕方も、もう少し工夫してくれたらいいんだけどな…。今度それとなく生徒に言ってみようかと思います(笑)

みなさんも、OJTブティックに、お気に入りの品をぜひ探しに来てください!