栄養ワークショップ

さばーいでぃ!インターンの光成です。

ラオスはどんどん暑くなってきました。ごはんはおいしそうなのに、たくさん食べる気にはならない…早くも夏バテ…?とちょっと心配です。でもちゃんとしたものをたべないと、体に悪いし…。

ということで、先日行われたトレーナー対象の栄養の授業をお届けします!(ちょっと無理のある導入ですみません…)

授業をしてくださったのは、約5か月間、週1回IV-JAPANのラオス事務所にボランティアに来ていた松本さんです。松本さんは所属されている企業の、社内海外研修制度でラオスにいらっしゃっていました。もともとラオス語は初心者なのですが、ラオス語で授業の用意をしてくださったため、トレーナーたちも感激。カラーのプリントやスライドまで準備してくださり、とてもわかりやすい内容でした!
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まずは、人生に大切なものは何か?とトレーナーたちに尋ね、「家族・友達・健康・名誉・お金」を大切な順にランキングをつけてもらいます。そして、みんなが家族や自分の健康を大切に思うことを確認します(それにしても、ほとんどのトレーナーが「家族」を一番に挙げ、だいたい3番目に「お金」を挙げたので驚き!)。それから、なぜ栄養をバランスよくとらなくてはいけないか?という説明を、写真を交えながら行います。

その後は、五大栄養素の説明。それぞれの栄養素の役割や、必要な量などを紹介します。

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日本では家庭科の授業で誰もが一度は見たことがある、円表を用いて説明。栄養素の名前はみんな知っているようでしたが、どんな働きがあって、どんな食品に豊富に含まれているかということまではなかなか勉強したことがないようで、みんなメモをとったり写真にとったりして、真剣に聞いていました。
ただ、「一つの食品にもたくさんの栄養素が含まれている」ということが伝わりづらかったのか、「この食品にはこの栄養素だけでなく、違う栄養素もあるんじゃない?」「二つの栄養素を含むこともあるの?」との声が。ラオス語でどう説明したらいいのかな…と思っていると、すかさず、調理トレーナーが捕捉してくれました!

それから、実際に自分たちで、翌日の食事を考えてみます。

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みんな真剣です。この栄養素が足りてないのでは? それでは何を入れたらいいかな?と、みんなで話ながら進めます。わからないところは松本さんに聞いたり、トレーナー同士で相談したり…。中でも、調理のトレーナーたちはさくさくとメニューを決め、ほかのトレーナーに「パパイヤはビタミンが豊富だよ~」などと教えていました。さすがです!
そのあとは、全員が翌日の献立を発表。私も参加させていただき、日本風のメニューを紹介しました。

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ラオスでも最近はフィットネスやジムが増え、メコン川では毎日エアロビのレッスンが開かれ、健康を意識する人が増えています。いまはまだあまり見られませんが、これからはベジタリアンメニューやレディースコースなど、様々な工夫されたメニューを出すレストランも注目されていくのではないでしょうか。
この栄養の授業を受けて、ゆくゆくは生徒たちが、オリジナルのヘルシーメニューを考案したり、栄養バランスを意識したセットメニューを作ったりと、就業に生かしてくれるといいなと思います。
松本さん、楽しい授業をありがとうございました!