★インターン体験記★~OJT縫製分野の紹介~

サバーイディー。短期ですが、1週間ほどラオス事務所のお手伝いをさせて頂いております、インターンの長谷川です。
本日は、上級コースの縫製分野を紹介したいと思います。
こちらは、縫製のトレーナーや訓練生が作った小物入れとハンドバック(1万7千~7万キップ)です。

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小物入れは堅めの生地を中に使っているので型崩れしづらいつくりになっています。
写真手前に写っている小物入れであれば、慣れている人なら15分くらいで出来るそうです。
花柄のハンドバックは、下の写真の様に、中に間仕切りを入れる工夫もしています。

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シンの布を使用している製品は、ラオス特有の模様が入っているものもあり、とっても素敵です。訓練生が作るときは、どんなデザインがいいかなと考えながら作るそうなので、デザインを考える練習にもなります。
先日、韓国の国際協力団体の方々が視察のために訪問された際には、小物入れをとても気に入って頂き、ショーケースが空になるほどたくさん購入頂きました。
平均的には、一月に約15個くらいの製品が売れるそうです。

私も、OJT1(上級者コースのお店)の訓練生にシン(ラオスの伝統的巻きスカート)を仕立ててもらいました。
写真の向かって右側が私で、左側はマネージャーのノイさんです。

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ノイさんのようにブラウスも仕立てると、体のラインに合わせてつくってくれるので、とってもきれいです。
シンをつくるには、市場で自分で好きな布を購入し、その布をOJTに持ち込んで、ウエスト・腰周り・丈を採寸してもらいます。最短で1日、混んでるときでも数日で出来上がります。OJTでは一着5万キップ(*裏地をつけた場合)でシンをつくることができ、他のお店よりも少し安めの価格設定となっています。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ラオスでは日常的にこの伝統的衣装「シン」を着用します。そのため、シンをつくる需要はラオスではまだ高く、縫製分野では初級コースで勉強できるようにカリキュラムが組まれています。
そのため、初級コースだけ履修し、すぐにお家のお店を手伝い始める方もいらっしゃるそうです。
OJT2 (上級コースのお店)で働いている訓練生の中には、「卒業後すぐはお金がないので自分のお店はもてないけど、縫製のお店で働きたいと思ってる」と、進路について語ってくれる方もいらっしゃいました。
上級コースは7月末時点で、残り約2ヶ月のカリキュラムとなっています。残りの期間、精一杯励んで、是非全ての訓練生に夢をその手で掴んで欲しいです!!

<文責: インターン・長谷川>