突撃!!OJT縫製コース生徒のお宅訪問

サバイディー
インターンの柳沢です。
年末に近づき、ラオスもやっと涼しくなってきました。
日中は23度くらいと、とても過ごしやすい季節になりました。
ラオス人は「ナオナオ(寒い)」と言いマフラーを巻いてますが。。。
今回は私の初田舎体験!についてお送りしたいと思います。
先週末OJT縫製コースの生徒の村にお邪魔しました。
彼女の村はビエンチャンから車で約2時間行ったところあります。
村についたとき、そこは私が知っているビエンチャンとはまったく違っていました。
赤い土。新鮮な空気。あふれる自然。

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空も夕日もいつもより広く感じました。
彼女の家は、道沿いで簡単なお店をやっています。

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家には彼女の母とお姉さん夫婦とまだ1歳のその夫婦の子供が住んでいて、その子供に私はとても癒されました。

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彼女の家で2人でビアラオを飲みながら彼女はいろんなことを話してくれました。
彼女は高校を卒業したあと、金銭的問題で大学には行かず、家族のためにタイへ4年間出稼ぎに行っていたそうです。稼いだお金で家のために洗濯機や冷蔵庫、テレビ等を買ったそうです。
彼女は「お父さんがなくなったあと、お金を稼いで家の面倒を見る人がいなくなったんだ。だから私はお金を稼ぎたい。家も建て直したいし、店だって大きくしたい。だから手に職をつけようと思ってIv-JAPANで縫製を勉強してるんだ。卒業したら村に帰ってきてもっと大きなお店をひらきたい」と語ってくれ、彼女の熱意に胸を打たれ、再度職業訓練の大切さを感じました。
そんなふうに語っていたらあっという間に日が暮れました。

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近くのお店で焼き鳥を買って食べたあと、彼女はとても明るい声で、「親戚が死んだんだーお通夜いこっか♪」こんなノリで言われ、なにがなんだかわかっていない私を連れ、なんと彼女の親戚のお通夜へ出発。
親戚の家についたとき、大勢の人が庭でビールを飲んでいて楽しくさわいでるのです。その様子をみて、本当にお通夜なのか?と疑いながら二階へと階段を上ると、本当に棺がありました。ちょっとびっくりしながらも隣の部屋へいくと、そこにもまた10人以上の人がお菓子を食べて騒いでいるわけです。
泣いてる人や悲しんでいる人が一人もいません!その理由を聞くと、どうやら“死”を悲しいものとしてとらえてない様子。どうやら死んでしまった人が寂しくならないように、わいわいと賑やかにして送り出すのだそうです。
初めてのラオス田舎を体験して、驚きも感動もあり、もう一度この田舎に戻りたいなと思いました 。
そしてなにより、真剣なまなざしで語ってくれた彼女をみて、私も一層がんばりたいと思いました。
(インターン・柳沢)